ダーマペンとは？
ダーマペンとは、髪の毛より細い極細の針がついている美容機器です。
ダーマペンで肌に意図的に小さな穴を開けます。
元来、怪我をしたときなど自然回復するように人間には治癒力が備わっていますよね。
意図的に穴を開けることで、自然の回復力を活かし、よりよい肌質に改善する美容方法です。
また、従来のダーマペン3より針の本数が増え、より短時間に多くの穴を開けられるようになったのがダーマペン4です。
さらに、刺せる針の深さも最大3.0㎜（ダーマペン3は最大2.5㎜）へ。
美容成分をさらに肌の奥へ浸透させることができるようになっています。
ダーマペン4の効果は？
主に毛穴、ニキビ、ニキビ跡、肌のくすみなどに効果があります。
ダーマペン4をおすすめしたい人
・毛穴、ニキビ跡の治療でこれまで改善が見られなかった人
筆者自信ピーリングやフォトフェイシャルなど毛穴効果があるとされる美容施術の経験が何度かあります。
しかし、目立った改善効果を得られたことはありませんでした。
一方、ダーマペンは目に見えて肌質改善の効果を感じられました。
・効果を早く実感したい人
ピーリングやフォトフェイシャルは複数回通う必要がありますよね。
もちろんダーマペンも5〜6回の継続治療がおすすめとされています。
ただし、筆者的には1回でも効果を感じられやすい施術だと思いました。
何度もピーリングに通うぐらいであれば、一度ダーマペンを受ける方が効果を感じられやすいと思います。
・多少のダウンタイムを許容できる人
針の深さによりますが、2〜7日程度のダウンタイム期間があります。
詳細は次章で記載します。
・本気で肌質を改善したい人
針の深さによっては痛みも伴います。
お値段も可愛くはありません。
本気で改善を求める方へおすすめできる施術です。
ダーマペン4がおすすめでない人
・痛みがある治療は避けたい人
クリニックによって多少異なるとは思いますが、毛穴治療には2.0㎜以上が効果的といわれています。
が、2.0㎜は正直言ってかなり痛いです！（麻酔あり）
針の深さは0.2㎜〜最大3.0㎜まで調整可能なので、まずは浅めからスタートも◎
・シミ、肝斑治療を受けている人
肌に穴をあけるということは肌への刺激や負担も強い手術です。
その刺激を起因としシミが表れたり、濃くなったりする可能性もあるようです。
しみ・肝斑部分への施術は避けるか、それらの治療が終わってからの方がよいかと思います。
・ダウンタイムなしの施術を希望される人
ダーマペンも針の深さを浅くすれば（肌質によります）、さほど赤みも残りません。
ただし、その分得られる効果も薄れると思います。
お値段もそれなりにするので、ダウンタイムがあってもOKなタイミングでの施術をおすすめします。
施術全体の流れ
筆者は、品川スキンクリニック品川本院で施術しました。クリニックによりやや流れは異なると思いますが、ご参考まで。
- 施術前医師による診察
どのような悩みを改善したいか伝えます。
- 施術前洗顔
すっぴん状態に。
蛍光灯が当たっているため分かりづらいですが、鼻周りの頬あたりに凸凹と毛穴が目立ちます。
施術前写真（すっぴん） - 施術前麻酔クリーム（追加オプション）を塗布
看護師さんが麻酔クリームを塗布してくれます。
麻酔が効くまで30分待機。
麻酔中 - 施術前麻酔クリームを流す
洗顔（水のみ）でクリームを落とす。
少し顔が腫れたような感覚が麻酔が効いている状態です。 - 施術中ダーマペンを顔全体へ（7分程度）
ヴィーンと音は大きめです。
麻酔クリームをつけていれば1.0㎜以下は個人的にはそこまで痛みはありませでした。 - 施術中重ね打ち（5分程度）※不要であれば特になし※
より気になる部分へ針の深さを変え重ね打ち。
毛穴が気になる部分はここで2.0㎜へ。痛い！ - 施術後氷で冷却（10〜15分程度）
半凍りのタオルで顔全体をアイシング。
アイシング中 - 施術後保湿クリームを塗布
さいごにヒト幹細胞の美容液をつけておわりです。
麻酔クリームの浸透を待つ時間が30分と長いため、全体では1時間程度の施術時間でした。
ダウンタイムについて
- 施術直後顔全体に赤みが見られます。
施術後は血が出る箇所もあり、かなりショッキングな状態です。
気になっていた毛穴も顔の腫れでより開いて目立って見えます。
施術後6時間は顔を濡らせないので、施術当日はお風呂は控えた方が無難です。
撮影：クリニック内での撮影 - 施術翌日かなり赤みや腫れは収まりました
施術後かなり赤みがあったので正直翌日不安でしたが、朝起きると腫れは完全に収まり、赤みもかなり落ち着いている印象でした。
翌日朝には顔を濡らしても染みることもありませんでした。
すっぴん（朝8時頃、自然光のみ） 化粧をし、さらにマスクをしていれば赤みもほぼ気にならない程度です。
化粧後（撮影場所：洗面台、化粧：下地＋ファンデーション） - 施術2日後やや赤みが落ち着く
昨日の写真と比較すると全体的に赤みから赤褐色へ。
体感としては翌日と2日目はまだ赤みが残っているなぁという印象でした。
すっぴん（朝8時頃、自然光のみ） - 施術3日後かなり赤みが消える
昨日よりさらに赤みが収まり、元々赤みが強かった部分はの赤茶色のような色味へ。特に痒みはありません。
すっぴん（朝8時頃、自然光のみ） - 施術4日後皮膚が薄い鼻筋や鼻にのみ赤みあり
少し分かりづらいですが、鼻周りの皮が3日目夜から剥け始めました。
施術後翌日の赤みは化粧でカバーできますが、皮剥けは化粧カバーが難しいのでこの4日目が個人的には一番辛かったです。
すっぴん（朝8時頃、自然光のみ） - 施術5日後皮剥けも収まり、肌のトーンも明るく
皮剥けは自分ではめくらず、自然に剥がれるのを待ちます。
1日ぐらいで綺麗に剥がれ、肌のごわごわ感も収まりました。
朝の撮影は毎度同じ場所、ほぼ同じ時間（10分程度の前後はございます）で行っていますが、少し肌全体も明るくなってきた感覚がありました。
赤みよりも細かいシミが気になりますね・・・（笑）
すっぴん（朝8時頃、自然光のみ）
ヴェルベットスキンでさらに効果アップ！
ヴェルベッドスキンとは、ダーマペン4とコラーゲンピールを組み合わせた施術です。
コラーゲンピール単体でもコラーゲン生成を促す治療ですが、ダーマペン4と組み合わすことでさらに有効成分が肌の奥深くへ浸透しやすくなり、効果アップが期待できます。
ちなみに筆者は、ダーマペン4単体ではなく、こちらのヴェルベッドスキンを施術しました。
ダーマペン4が終わったお肌にコラーゲンピールと呼ばれるジェルのようなクリームを塗布します。
これが正直びっくりするほど痛い！です。
肌が焼けるように熱く感じます。
HPではチリチリ痛みを感じます、と書いているだけですが正直チリチリという可愛い表現では間に合わないです（笑）
本当に焼けるような痛みを伴います。
個人的にはダーマペン以上にこちらのコラーゲンピールが痛かったです。
ただし、塗布直後すぐに拭き取りされるので痛みも一瞬です。
施術いただいた看護師さんいわく、5回ダーマペンを受けるなら3度のヴェルベッドスキンをお勧めします、とのことでした。
ダーマペン4の施術費用は？
大体2万前後が多いのではないでしょうか。
筆者は品川スキンクリニックで施術しましたが、ダーマペン4全顔 17,270円（税込）、ヴェルベッドスキン（ダーマペン4+コラーゲンピールのセット）全顔 27,500円（税込）です。
決してお安くはない施術ですよね・・
お安くないからこそ、医師とよく相談した上で施術範囲や針の深さ、コラーゲンピールもつけるか否かなどよくご相談いただくことをおすすめします。
筆者は全顔に施術いこないましたが、頬だけ、鼻だけというような部位選択も可能なクリニックが多い印象です。
気になるポイントにだけあてることで、ダウンタイムもに最小限にするのも良いと思います。
まとめ
お値段は決して安くないし、施術も正直痛みを伴うと思います。（針の深さによります）
また、お肌に刺激を与えるためシミが出やすいなどのデメリットもあります。
それらを踏まえた上でもお肌の肌質改善や毛穴、ニキビ跡治療を優先されたい方へおすすめできる治療だと思います。
個人的には悩みだった毛穴が、3回程度治療をすることでかなり改善されました。
肌質や肌状態によって個人差もかなりあると思うので、あくまでご参考程度に。
おわり
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